スペイン・マドリードで生まれた、歴史あるラグジュアリーブランド「ロエベ」。バッグや財布などのレザーアイテムが有名ですが、実は香水のラインナップも豊富で、感度の高い大人の女性を中心に人気を集めています。
そこで今回は、ロエベのおすすめ香水をご紹介。流行に左右されずに使えるアイテムが多く揃っているので、長く付き合える香水を探している方はぜひチェックしてみてください。
ロエベとは?
「ロエベ」は、世界的な知名度を誇るスペインのラグジュアリーブランド。1872年に設立された老舗で、バッグや財布など上質な革を採用したレザーアイテムに定評があります。
皮革製品を主に扱うブランドとしては珍しく、香水を手掛けているのも大きな特徴です。幅広いシーンで使える「アウラ ロエベ」「アイ ロエベ ユー」や、情熱的な香りを閉じ込めた「キサス キサス キサス」など、シリーズごとに個性がありバリエーションが豊富。大人の女性にふさわしい、気品に満ちたおしゃれな香りが楽しめます。
ロエベが日本に上陸したのは、1973年。デザイン性はもちろん、素材の質にもこだわる感度の高い女性から支持を集めています。
2013年には若手デザイナーのジョナサン・ウィリアム・アンダーソンをクリエイティブ・ディレクターに迎え、新生ロエベが始動。若い世代にも受け入れられやすいアイテムを多く展開し、注目を集めています。
ロエベの香水の特徴
ロエベの女性用香水は、フローラルノートをメインにしたフェミニンな香水が多め。甘めの香調のアイテムも、ただ甘いだけでなくアクセントとなる素材がプラスされており、キリリと引き締まった香りに仕上げられているのが特徴です。
そして、恋人同士で楽しめるカップリング香水が豊富に揃っているのも注目ポイント。男性用と女性用のベースとなる香調が同じなので香りの相性がよく、パートナーと一緒にいる時間がより特別に感じられます。特に2016年に発売された「ロエベ001」は大きな反響を呼んだ人気の香水なので要チェックです。
また、選ぶ際には香調だけでなく香水の濃度にも注目しましょう。ロエベの香水は、オーデパルファムとオーデトワレの2種類があります。香りをしっかり持続させたい方は濃度の高いオーデパルファム、香水初心者の方やライトな香りを楽しみたい方は、濃度が低めのオーデトワレを選ぶのがおすすめです。
ロエベの香水おすすめアイテム
ロエベ(LOEWE) ロエベ001 ウーマン オーデパルファム
新生ロエベの担い手である、ジョナサン・ウィリアム・アンダーソンが生み出した注目の香水。男性用の「ロエベ001 マン」とともに2016年に発売されたカップリング香水で、恋人とペアで香りを楽しめるのが魅力です。
香水をつけるとベルガモットやマンダリンなどがミックスされた、シトラス系のトップノートが香り立ち、次第にあたたかみのあるウッディ系のミドルノートへ。ラストノートにはアンバーやバニラなど甘い香りを漂わせる素材が採用され、女性らしい余韻の残る香水に仕上がっています。
クセのない香りは、デイリーユースにぴったり。また、ペアの男性用香水と混ざり合うことでより互いの香りが引き立つよう作られているのも特徴で、恋人と過ごすプライベートなひとときに特別感をプラスできます。
香水ボトルは木製キャップが採用されたナチュラルなルックス。飾りすぎないシンプルなデザインが大人の雰囲気を感じさせます。
ロエベ(LOEWE) アウラ ロエベ オーデパルファム
季節やシーンを選ばず、オールマイティに使えるおすすめ香水です。シンプルかつ洗練されたデザインの香水ボトルに詰め込まれているのは、フルーティー・フローラル・ウッディーの香り。甘すぎない香調で、凛とした雰囲気を演出できます。
甘酸っぱいレッドカラントにピンクペッパーでアクセントを効かせたフルーティースパイシーノートから始まり、ジャスミンとローズが溶け合うフェミニンなミドルノートへ。最後はレザーとサンダルウッドのクールなラストノートが全体を締めくくります。
オーソドックスな香調ながら、特徴的なレザーの香りを効かせることでほどよく個性のある香水に。大人の女性にこそふさわしい、エレガントなアイテムです。
ロエベ(LOEWE) アグア デ ロエベ オーデトワレ
ユニセックスで使えるナチュラルな香りが魅力のおすすめ香水です。香調は、爽やかでスッキリとしたアクアティック・シトラス・ウッディ。王道のフローラル系香水とともに揃えておけば、香りのおしゃれの幅がグッと広がります。
香りの変化のなかで最も印象的なのは、セイロンティーとマテ茶が採用されたミドルノート。穏やかな香りにホワイトペッパーをプラスし、スパイシーなアクセントが効いているのが特徴です。
トップノートはベルガモットやユズなどがミックスされたシトラス系の香り。また、全体を締めくくるラストノートには、サンダルウッドやシダーウッドが採用され、落ち着いた印象に仕上がっています。
ロエベ(LOEWE) アイレ ロエベ センスアル オーデトワレ
ブランドを代表する人気シリーズ「アイレ ロエベ」のおすすめ香水です。香調はフェミニン度満点のフローラルフルーティー。爽やかさと甘さのバランスが絶妙で、幅広い年代の女性にマッチします。
トップノートには、カラブリアン産レモンをはじめとするシトラス系の果実とグリーンアップルを採用。フレッシュなフルーティーノートが心を躍らせます。
次に顔を出すのは、ジャスミンサンバック・スズラン・フリージア。華やかかつ繊細なフローラルの香りが女性の魅力を引き出します。
そして、最後に待ち受けているのは官能的なラストノート。シダー・ムスク・アンバーが溶け合い、うっとりするような余韻を残します。
また、クラシカルで品のある香水ボトルも、本アイテムの魅力のひとつ。淡いピンクで彩られた女性らしいルックスで、香水をドレッサーに飾っておくだけでも気分が上がります。
ロエベ(LOEWE) アイ ロエベ ユー オーデトワレ
かわいらしさと大人っぽさを兼ね備えた好バランスな香調で人気の香水。プライベートはもちろんビジネスシーンでも使えるライトな香りで、香水初心者の方にもおすすめです。
香水を一吹きすると、グレープフルーツ・ベルガモット・レモンの爽やかなトップノートがはじけます。フレッシュな香りが広がったあとは、花々が可憐に咲き誇る女性らしいフローラルノートへ変化。最後はホワイトムスクやバーボンバニラが混ざり合うセンシュアルなラストノートへ向かいます。
香水ボトルは、ブランドロゴがあしらわれたアイコニックなルックス。香りだけでなく、リッチなデザインも楽しめるおすすめの香水です。
ロエベ(LOEWE) アグア デ ロエベ エラ オーデトワレ
男性用香水「アグア デ ロエベ エル」とペアで発売されたカップリング香水。恋人と一緒に使えば、香りの相乗効果によって極上のハーモニーを楽しめます。自分らしい香りのおしゃれを楽しみたいプライベートタイムには特におすすめの香水です。
香りの変化は、陽気なフルーティーノートからスタート。ベルガモットやクムクァット(金柑)、そしてパッションフルーツの甘酸っぱい香りが広がります。
次第に、ローズとウォーターリリー(スイレン)が香り立つミドルノートへ。優雅な花々の香りにペッパーのアクセントがプラスされ、スパイシーな香調に仕上がっています。
ラストノートには、ムスク・シダー・サンダルウッドを採用。柔らかでセンシュアルな香りがふんわりと残ります。
ロエベ(LOEWE) キサス キサス キサス パシオン オーデトワレ
色気のあるワインレッドの香水ボトルが印象的な人気香水。ロエベの人気シリーズ「キサス キサス キサス」に2011年に仲間入りした香水で、情熱的なタンゴから着想を得て作られました。「パシオン」とは、スペイン語で「情熱」を意味する言葉です。
香水をつけると、ベルガモット・マンダリン・レッドベリーズが織りなす、ジューシーなトップノートがはじけます。シリーズ共通でベリー系の香りが用いられているのが特徴です。
そして、徐々にマグノリア・フリージア・ネロリが堂々と咲き誇るミドルノートへと変化。最後はベチバーやアンバーが織りなすほんのり甘いベースノートに包まれます。
華やかさのある香りながら、クセがなく使いやすいのも嬉しいポイント。気分を盛り上げたいプライベートなシーンにおすすめの香水です。
ロエベ(LOEWE) アイ ロエベ ミー オーデトワレ
ブラックのベースにピンクの文字が映える、カジュアルな香水ボトルが目を引く注目香水。落ち着いた印象の香水が多いロエベですが、本アイテムはフルーティーノートが際立つかわいらしい香りに仕上げられているのが特徴です。
マンダリン・ストロベリー・洋ナシなどをミックスした陽気なトップノートから、マグノリアやピンクペッパーを加えたフローラルスパイシーノートへ。ガーリーな雰囲気のなかに、ピリリとしたスパイスが隠されています。
そして、ラストノートにはムスク・バニラ・ラズベリーなどを採用。スイートでほんのりセクシーな香りが漂います。しっかりと甘さがありながらもくどくないのが魅力で、休日のお出かけにも気軽につけられるおすすめの香水です。
ロエベ(LOEWE) キサス セダクション オーデパルファム
ブラックドレスをイメージした漆黒の香水ボトルに、甘い香水を詰め込んだセクシーなアイテム。注目を集めたいイベントシーンや、いつもより大胆になりたいときにおすすめの香水です。
香りの変化はパッションフルーツやブラックベリーをミックスしたトップノートから始まり、徐々に個性豊かな花々が香るミドルノートへ変化。チュベローズを使用することで、魅惑的な香りに仕上げています。
終盤に近づくにつれて香りは甘さを増し、濃厚なグルマン・スウィートへ。キャラメルやバニラが溶け合うラストノートが印象的な余韻を残します。
甘さが強く感じられる香水なので、つけるのは秋冬がおすすめ。特別な日のおしゃれの仕上げに使えば、グッとセクシーな雰囲気を演出できます。
ロエベ(LOEWE) アグア デ ロエベ マール デ コーラル オーデトワレ
ユニセックスで使える、フレッシュな香調のおすすめ香水。サンゴ礁をイメージして作られた爽やかな香水ボトルのデザインも魅力です。
香水をつけた瞬間、個性豊かな香りを束ねた印象的なトップノートが登場。「ポメロ」と呼ばれる柑橘系の果実や青さが感じられるトマトリーフ、そしてキリリとしたアイシーミントなどが絶妙なバランスでミックスされています。
続いてスズラン・ジャスミン・ネロリが香り立つ優しいフローラルノートへ。終盤に近づくと、バニラ・アンバー・ホワイトムスクの甘い香りが漂います。
爽やかで優しいシトラスフローラルの香調は、幅広いシーンにマッチ。甘すぎる香水が苦手な方にもおすすめです。
ロエベ(LOEWE) アミアイレ オーデトワレ
背筋がピンと伸びるような、クールで品のある香りが魅力のおすすめ香水です。香調は甘さ控えめのアロマティック・シトラス・ウッディー。パンツスタイルなどハンサムな装いに合わせることで、より凛とした雰囲気を演出できます。
柑橘系の果実とシャムロック(クローバー)を用いたトップノートから始まり、タジェット・センチフォリアローズ・ジャスミンティーリーブスの優雅な香りが漂うミドルノートへ。タジェットは華やかなオレンジ色の花をつける植物で、フルーティーさとグリーン系の香りを兼ね備えているのが特徴です。
ラストノートには、オークモスやヒノキなどウッディ系の素材を多く採用。トップ・ミドル・ラストに異なる香りを配置しながらも、まとまりのある洗練された香調に仕上げられています。
ロエベ(LOEWE) アイ ロエベ ユー トゥナイト オードトワレ
「ダンシング・クイーン」をコンセプトに作り出された注目の香水です。女性のいたずらっぽさを表現した香水で、ナイトシーンには特にぴったり。ミラーボールのようにキラキラとした香水ボトルも、華やかな香りにマッチしています。
香水をつけて最初に顔を出すのは、トロピカルな果実の香りがはじけるフルーティーカクテルノート。ベルガモット・タンジェリン・ブラックベリーの甘酸っぱい香りに加え、優しい洋ナシの香りも感じられます。
そして、徐々に気品あふれるフローラルノートへ。モロッコ産ジャスミンやマグノリアの華やかな香りのなかに、スパイシーなクローブのアクセントが効いています。
ラストノートは、ほんのり甘くセンシュアルな香り。ムスクやアンバーに加え、繊細なスズランの香りがミックスされています。若々しさを感じさせるトップから、次第に女性らしい香りへと移り変わっていく魅力的な香調が楽しめるおすすめの香水です。
ロエベ(LOEWE) アウラ ロエベ フローラル オーデパルファム
甘く大人っぽいオリエンタルバニリックの香りを閉じ込めたフェミニンな香水です。香りの変化の仕方は、シトラス系のトップから華やかなフローラルノートへ向かい、甘いラストノートで締めくくる王道の流れ。濃度が高めの香水で、少量でもしっかり香ります。
トップノートにはフレッシュなベルガモットやレモンに加え、キャロットシードを採用。キャロットシードは土のような独特の香りを持つ素材で、爽やかな柑橘系の香りに奥行きを持たせています。
そして、ヴァイオレット・ローズ・ジャスミン・オレンジブロッサムが織りなす濃厚なフローラルノートへ。徐々にバニラが香り立つラストノートが花々の香りを包み込み、印象的な余韻を残します。
ただ甘いだけの香調ではなく、レザーやパチョリなどでクールなアクセントを効かせているのがポイント。大人の女性にぴったりの香水です。
ロエベ(LOEWE) アイレ ロエベ アレグロ オーデトワレ
気軽に使えるライトな香りが魅力の香水。春夏の装いの仕上げに一吹きすれば、爽やかさ満点の香りのおしゃれを楽しめます。
香水のトップノートは、フレッシュなベルガモットにペッパーのアクセントがプラスされた、シトラススパイシーの香り。穏やかなティーリーフの香りも感じられます。
次に花々の香りにフィグ(イチジク)を加えたフローラルスイートの香りが続き、最後はパチョリ・シダーウッド・ホワイトムスクが織りなす落ち着いたラストノートへ。爽やか系香水の王道ともいえる調香で、香水初心者の方でもつけやすいおすすめの香水です。