確かな品質と洗練されたデザインで世界中にファンを抱える、フランスのラグジュアリーブランド「エルメス」。バッグが特に有名ですが、気品に満ちた香りを詰め込んだ香水も人気アイテムのひとつです。

そこで今回は、エルメスのおすすめ香水をピックアップしてご紹介。男女問わず使えるユニセックスの香水が数多くラインナップされているため、自分用はもちろん、パートナーへの贈り物を検討している方も、ぜひチェックしてみてください。

エルメスとは?

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世界でも有数のラグジュアリーブランドとして知られる「エルメス」。1837年にフランス・パリで創業した老舗で、今までにファッションの歴史に残る名作の数々を世に送り出してきました。

馬具工房としてスタートし、現在ではバッグや財布、スカーフなどの幅広いアイテムを展開。どの製品も上質な素材を厳選して使用しており、高い品質と高級感のある洗練されたデザインで世界中にファンを抱えています。

そして、香水は男女問わず人気の高いアイテム。1951年に発売されたオードエルメスを皮切りに、いくつもの名香が誕生し、現在ではメンズ、レディースともに豊富なラインナップを誇ります。ラグジュアリーブランドらしい、気品に満ちた香りが魅力です。

エルメスの香水の特徴

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エルメスの香水のなかでも特に人気なのが、2003年に第1作目が発売された「庭園のフレグランス」シリーズ。調香師が訪ねた世界中の庭園からインスピレーションを得て調香されるのが特徴で、男女問わず使えるユニセックスな香りが揃っています。

また、強い香りが苦手な方や香水をつけ慣れていない方におすすめなのが「コロンエルメス」シリーズです。軽めの香りで持続時間も短いオーデコロンタイプの香水で、気軽に使えるのが人気のポイント。カラフルなボトルも目を引きます。

メンズ香水では「テールドゥエルメス」シリーズが人気です。爽やかかつスパイシーな香調が特徴で幅広いシーンにマッチ。スマートさを演出したい男性におすすめです。

エルメスの香水のおすすめアイテム

エルメス(HERMES) ナイルの庭 オードトワレ

ユニセックスで、パートナーと一緒に使える

透明感のある上品な香りが漂う、エルメスの定番香水です。香りが強すぎず、クセがないので香水をつけ慣れていない方にもおすすめ。ユニセックスで、パートナーと一緒に使えるのも人気の理由です。

キーとなる香りは、フレッシュなグリーンマンゴーと甘くフローラルなロータス、そして優しいシカモアウッド。ナイルのほとりに広がる美しい風景をイメージさせるような、フルーティーグリーンウッドの香調に仕上げられています。

甘すぎず爽やかな香りは幅広いシーンにマッチ。オンオフ問わず使える汎用性の高いフレグランスです。

エルメス(HERMES) 地中海の庭 オードトワレ

イチジクからインスピレーションを得て制作

2003年に発売された、エルメスを代表する香水の定番シリーズ「庭園のフレグランス」の記念すべき第1作目です。チュニジアに滞在していた調香師のジャン=クロード・エレナが、イチジクからインスピレーションを得て製作。地中海のバカンスを思わせるウッディグリーンフルーティーの香調が特徴です。

香水の主役であるイチジクのほかに、ウッディなレッドシダーや柑橘系の爽やかさとフローラルな香りを併せ持つベルガモット、オレンジブロッサムなどをブレンド。甘さ控えめの香水を探している方には、特におすすめのアイテムです。

エルメス(HERMES) 屋根の上の庭 オードトワレ

フルーツとフローラルが織りなす甘く優しい香り

パリの中心地に位置する、メゾンエルメスの屋根の上にある秘密の庭からインスピレーションを得て作られたユニセックス香水です。フルーツとフローラルが織りなす甘く優しい香りのなかに、ほのかにグリーン系の爽やかさが感じられます。

トップノートを構成するのは、アップル・ペアー・バジル・グリーングラス。爽やかな香りに続いてローズとマグノリアのフローラルノートがふんわりと漂い、最後はオークモスが穏やかな余韻を残します。

クセのないナチュラルな香りなので幅広いシーンで使用可能。特に春夏にぴったりの軽やかな香水です。

エルメス(HERMES) 李氏の庭 オードトワレ

庭園のフレグランスシリーズ第5作目として、2015年に発売された人気の香水です。本アイテムの香りの舞台は中国。調香師自身が中国の庭園をいくつも訪ね歩いて感じた、池や小石、木や花などの香りの記憶をたどって作られました。

香水をつけた瞬間に広がるのは、爽やかな金柑の香り。しばらくすると優雅なジャスミンが顔を出し、ミントの清々しい香りも漂います。

爽やかかつ上品な香りは、普段使いはもちろん、特別な日のドレスアップにもぴったり。上品な雰囲気を演出できるおすすめのフレグランスです。

エルメス(HERMES) ラグーナの庭 オードトワレ

2019年のエルメスの年間テーマ“夢を追いかけて”を出発点に作られた、新作のユニセックス香水です。「水の都」として知られるイタリアの都市・ベネチアをイメージ。花々と樹木の香りが混じり合うフローラルウッディの香調が、エレガントな雰囲気を漂わせます。

印象的な香りを構成するのは、「シーアスパラガス」の名でも知られるアッケシソウや、香り高い花を咲かせるトベラ、マドンナリリー、モクレンなど。4つの植物エッセンスを贅沢に使い、エルメスならではの気品あふれる香水に仕上げています。

エルメス(HERMES) モンスーンの庭 オードトワレ

モンスーンがもたらす雨によって芽吹く、自然の息吹をイメージして作られた香水です。雨の日のインドの情景が思い浮かぶようなエキゾチックな香調が特徴。万人受けする香水が多い庭園のフレグランスシリーズのなかでは、個性のある香りです。

スイートライム・ジンジャー・グリーンノートの印象的な香りから始まり、コリアンダー・ぺッパー・カルダモンシードが香り立つスパイシーなミドルノートへ。ラストノートには、「土の香り」と表現されることもあるベチバーが採用されています。

エルメス(HERMES) オー ドゥ ルバーブ エカルラット オーデコロン

「ルバーブ」と呼ばれる野菜の香りを主役に構成された、ユニセックス香水です。ボトルカラーもルバーブの茎のような美しい赤色に染められています。

ルバーブ特有の酸味を感じる個性的なトップから、レッドベリーの優しい甘さが広がるミドルへ。香りの変化の終盤には、クリーンかつあたたかみのあるホワイトムスクが香ります。

香りが控えめなオーデコロンなので、一般的な香水では主張が強すぎるシーンにもぴったり。香水初心者の方は、少量のミニボトルからトライするのがおすすめです。

エルメス(HERMES) オー ドゥ ネロリ ドレ オーデコロン

幅広いシーンで使える軽やかな香りが魅力のおすすめ香水です。本アイテムの主役はビターオレンジの花から抽出される「ネロリ」と呼ばれるエッセンス。シトラスフローラルの爽やかな香調は、リフレッシュしたいときに最適です。

香水をつけると、ビターオレンジの果実の香りがはじけます。さらに、シトラスの爽やかさと優雅なフローラルの香りを兼ね備えたネロリが顔を出し、最後はサフランが上品な余韻を残します。

香水ボトルは、美しいサフラン色。デザイン、香りともに地中海の太陽を感じるような香水に仕上げられています。

エルメス(HERMES) オー ドゥ パンプルムス ローズ オーデコロン

ライトな香りで気軽に使えるおすすめの香水です。グレープフルーツとローズを主役に構成したシトラスフローラルの香調は、フレッシュかつ品のある香りで男女どちらにもマッチ。あえて使用する香料の数を絞り、ひとつひとつの香りが際立つようブレンドされているのが特徴です。

香水を肌につけると、グレープフルーツとオレンジのシトラスノートがふんわり広がります。爽やかな香りに続いて顔を出すのは、華やかなローズとグリーン系の香りを持つルボフィックス。そして、落ち着きのあるベチバーのラストノートが全体を包み込みます。

エルメス(HERMES) オー ドゥ ナルシス ブルー オーデコロン

シトラスを主役にした爽やかな香水とはひと味違う、ミステリアスな香りが魅力の香水です。アイテム名の「ナルシス」はスイセンのこと。貴重なスイセンのエッセンシャルオイルを贅沢に使用して作られているのが特徴です。

スイセンは透明感のあるフローラル系の甘さに加えて、グリーン系の香りを持ち合わせているのが特徴。オレンジブロッサムとともに、トップからミドルにかけて香ります。

そして、次第に落ち着きのあるウッディ調の香りへ。香りが軽めのオーデコロンながら、一度嗅いだら忘れられない、印象的な香調に仕上げられています。

エルメス(HERMES) オー ドゥ シトロン ノワール オーデコロン

2018年に「コロンエルメス」シリーズに仲間入りした香水です。キーとなる香りは「シトロンノワール(乾燥レモン)」。塩ゆでしたレモンを天日干しすることで得られるスモーキーな香りを取り入れることで、一般的なシトラス系香水とは一線を画す、新鮮なアイテムに仕上げられています。

カラブリアンレモンやライムのフレッシュなトップから、次第にスモーキーな香りへと変化。終盤にはウッディ系の香りも感じられます。また、香りの持続性が長いのも大きな特徴。昼につければ真夜中まで香りを楽しめます。

エルメス(HERMES) テール ドゥ エルメス オードトワレ

「エルメスの大地」と名付けられた人気メンズ香水。シトラス系のトップからスパイシーな香りへと変化していく香調が特徴で、ナチュラルで清潔感のある雰囲気を演出できます。メンズ香水ながら軽やかでクセがなく、女性がつけても違和感がないため、パートナーと一緒に使うのもおすすめです。

香水をつけると、オレンジとグレープフルーツが爽やかにはじけ、次第にローズとゼラニウムが控えめに香るミドルノートへ。ラストノートは大地を思わせるベチバーとキリッとしたペッパー、そして独特の甘さがあるベンゾインで構成されています。

エルメス(HERMES) テール ドゥ エルメス オー トレ フレッシュ オードトワレ

スーツスタイルやキレイめコーデにぴったりの、爽やかで高級感のあるメンズ香水です。「テール ドゥ エルメス」が大地をテーマとしていたのに対し、2014年発売の本アイテムは水がテーマ。よりフレッシュな香りで使いやすく、幅広い年齢の方におすすめです。

香水をつけるとオレンジとウォーターノートが混ざり合うみずみずしい香りが全身を包み込み、次第にあたたかみのあるウッディノートへと変化していきます。特に春から夏にかけておすすめの香水です。

エルメス(HERMES) ヴォヤージュ ドゥ エルメス オードトワレ

2010年の発売当時に大きな注目を集め、現在も愛され続けている人気香水。「ヴォヤージュ(旅)」という名前の通り、香りを身に纏うだけで旅に出かけたときのような高揚感のある香りに仕上げられています。

香りの変化はレモンとカルダモンなどのスパイスが織りなす爽やかなトップノートからスタート。フローラルやグリーンがほのかに香った後、ムスクとホワイトウッドが混ざり合うウッディノートが続きます。

また、ユニークな回転式ボトルも本アイテムの大きな特徴。置いておくだけでも洗練されたフォルムを楽しめます。

エルメス(HERMES) ロカバール オードトワレ

馬用のブランケットを意味する「ロカバール」と名付けられたメンズ香水です。あたたかみのある樹木の香りを中心にスパイシーさもプラスし、冬の森を思わせるシャープな香調に仕上げられています。

ジンの香り付けに用いられるヒノキ科の木の実、ジュニパーベリーが香り立つトップから、サイプレスやシダーのウッディな香りが広がるミドルへ変化。最後はバルサムとバニラの優しい甘さが全体を包み込みます。

落ち着いた雰囲気のなかに力強さも秘めた香調は、大人の男性にぴったり。秋冬の着こなしの仕上げに取り入れたいおすすめの香水です。