電気を使用せずに手軽に涼を得られることで、人気が再燃している扇子。和紙や布で作られた扇子が一般的ですが、破れやすさや汚れやすさでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

したがって、今回は、本革で作られた扇子「レザー扇子」をご紹介します。本革で製造されているとはいえ、厚さや軽さは和紙の扇子とほぼ同じです。使いやすくて長持ちする扇子をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

和紙のように繊細な本革を使用する

日本で昔から使われてきた扇子は、京都で生まれた平安時代以来、日常生活だけでなく演劇の小道具などにも使用されています。また、縁起の良い贈り物としても喜ばれる、まさに日本を象徴する伝統工芸品です。

扇子は、一般的に竹の骨に和紙を貼り合わせて作られています。そして、時代の変化とともに布で作られた扇子なども登場し、華やかな柄でファッションとして楽しむことができるようになりました。

しかしながら、革を使った扇子は稀です。なぜなら、扇子に適した革の加工が非常に困難だからです。

特に、本革は厚さが均等ではないため、0.3㎜という極限まで薄く、均一に仕上げるためには熟練の職人の技術が必要。繊細な作業を経て完成した「レザー扇子」は、従来の扇子と同じ軽さと薄さでありながら、強度が増しました。扇面が破れにくくなるだけでなく、本革ならではの風合いや経年変化も楽しむことができます。

兵庫県たつの市のこだわりの本革を使った京扇子

「レザー扇子」は完全に京都で生産され、本物の京扇子です。

京扇子とは、京都や滋賀の特定地域で製造され、京都扇子団扇商工協同組合のメンバーのみが使用できる名称です。この伝統的な京扇子は、兵庫県たつの市で生産された高品質な本革を使用しています。

兵庫県は、革の加工が盛んな地域であり、国内産の革素材のシェアは圧倒的に70%を誇っています。また、兵庫県では、たつの市が多くの革製品を生産しています。伝統的な製造方法を用いて作られる本革を使用することで、モダンな扇子が生み出され、本革の魅力が引き出されています。

さまざまな場面で使用したくなるおしゃれな扇子

扇子といえば和風なイメージを持ちますが、「レザー扇子」ならさまざまな場面にも合います。和装はもちろん、カジュアルな洋装の日や仕事中にスーツの内ポケットに入れておくのにもぴったりです。

本製品の魅力は、絵柄がなくても扇面の革の表情を楽しめる上品な風合いによるものです。また、本革ならではの特徴として、使うほどに味が出てくることもあります。

革のバリエーションは漆黒、黒茶、琥珀色、濃藍色、茜色の5色。扇骨は黒染と唐木染の2パターンが展開されています。どの色も男女を問わずおしゃれのワンポイントとして利用できる色合いです。

本製品は、応援購買サービス
Makuake 」で購入できます。