メイク用コットンは、化粧水をつけたりメイクを落としたりするときに使う必須アイテムです。複数のメーカーからさまざまな特徴のアイテムが販売されているので、どれを選んだらよいか迷う方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メイク用コットンの選び方とおすすめのアイテムをご紹介します。メイク用コットンを選ぶときの参考にしてみてください。
メイク用コットンの選び方
毛羽立ちが少ないものを選ぼう
毛羽立ったコットンを使用すると肌の刺激になったり、繊維が肌に残ったりする可能性があるため、注意が必要です。コットンの中綿を不織布で包むなど、毛羽立ちにくい加工をしているものを選ぶようにしましょう。
ほかには、コットンの繊維の向きを計算して毛羽立ちにくくしているアイテムもあります。刺激や繊維残りが気になりにくいものを選ぶ場合には、毛羽立ちにくい加工がしてあるかどうかもチェックしてみてください。
用途に合ったサイズを選ぶ
顔全体の保湿やコットンパック、メイクオフには大判タイプがおすすめ
化粧水や乳液をたっぷり使ったお手入れがしたいなら、大判タイプを使いましょう。コットンパックをする際もカバーできる面積が広いのでおすすめです。
使える面積が広いので、広範囲のメイクを時短でオフしたい方も大判タイプが向いています。大判サイズのなかには80×100mmのように大きなものもあるため、使用用途や使いたい部位に合ったものを選んでみてください。
ポイントメイクやネイルオフには小さめタイプがおすすめ
目の周りなどのポイントメイクを落とすときやネイルオフには、小さめのコットンを選ぶと小回りがきいて使いやすさがアップします。
また、大きめサイズのコットンよりも、小さめのコットンを使った方が濃いメイクを落としやすいのも、おすすめポイントのひとつ。狭い範囲にたっぷりとリムーバーを含ませられるため、メイクやネイルをオフしやすく、クレンジング時間を短縮できます。
目的に合った形状・タイプを選ぶ
さまざまなシーンで使いやすい定番「カットタイプ」
カットタイプは、シート状のコットンをカットして四方を加工していないコットンです。オーソドックスでサイズの種類も豊富なのが特徴。用途の幅が広く、化粧水が浸み込みやすいので普段の保湿スキンケアでの活用がおすすめです。
ただし、加工が施されていないと毛羽立ちやすい特徴を有しています。肌の弱い方や敏感肌の方は、購入の際に加工の有無をチェックしておきましょう。
拭き取りや部分パックには「ラウンドタイプ」
ラウンドタイプは、丸い形状で中綿を薄い不織布で包み込んでいます。毛羽立ちにくく、よれや型崩れにも強いのが特徴。拭き取り化粧水を使う場合や、肌に化粧水をパッティングしながらなじませるときには、ラウンドタイプが向いています。
また、パッティングをしているうちに、中綿が飛び出して毛羽立つなどといったトラブルを防げるのもポイント。メイク落としやネイルオフにもおすすめです。
コスパよく使える「セパレートタイプ」
薄いコットンを何層にも重ねて作られているのがセパレートタイプ。1枚ずつはがして使えるのが特徴で、見た目はカットタイプに似ています。はがすことを前提に作られているので、はがしても毛羽立ちしにくいのがポイントです。
薄手で化粧水をよく吸収するため、コットンパック用として使うのもおすすめ。重ねたコットン同士の間に空気が含まれており、ふんわりとした優しい肌触りを有しています。
用途に合った厚みを選ぶ
コットンの厚みは、用途に合わせて選ぶことが大切です。薄いコットンは水分を吸収しやすいところが特徴。1枚でもしっかりと化粧水を含ませることが可能です。
厚手のコットンは、ふんわりとした使用感で肌当たりのよさが魅力。ただし、化粧水の吸収は薄手のものより低い傾向にあります。パッティングやコットンパックなど、化粧水をたっぷり含ませて使う場合は、薄手タイプがおすすめです。
ふんわりとしたやさしい使用感が好みの方や、肌への刺激が気になる方は、厚手のコットンを選ぶようにしましょう。
敏感肌の方や肌荒れ中の方は肌にやさしいものを選ぼう
コットンの素材には、綿のほかにパルプやレーヨンなどが用いられることが多くあります。なかでも綿は植物繊維のため、肌当たりがやわらかく肌にやさしいのが特徴。敏感肌の方や肌荒れで悩んでいる方におすすめの素材です。
また、コットンは漂白剤を使って白くして販売されているものが一般的。漂白剤使用のコットンを避けたい場合は、「無漂白」と表記されているアイテムを選んでみてください。オーガニックコットンは漂白剤を使用せずつくられることが多いため、漂白剤による肌負担を軽減できます。
量や質などコスパにも注目
高品質で使用感のよいコットンは、値段が高めな場合もあります。惜しまずたっぷりとコットンを使いたいときは、コスパがよいかどうかにも注目してみましょう。
ドラッグストアに置いてある大容量のコットンのなかにも、質のよいものがたくさんあります。毎日使うものなので、量や質のバランスを考えて自分に合ったコットンを選ぶことが大切です。
メイク用コットンのおすすめ
ユニ・チャーム(unicharm) シルコットうるうるコットン
半分の量の化粧水でも肌を保湿しやすいと謳っているメイク用コットンです。コットンの本体に化粧水を残しにくい仕様で、浸み込ませた化粧水を無駄なく使えるのが特徴。化粧水を節約しつつ保湿もしっかりとしたい方におすすめのアイテムです。
さらに、パッティングをしても毛羽立ちにくいのもポイント。2枚にはがせるセパレートタイプなので、目元パック用としても使えます。
ユニ・チャーム(unicharm) シルコット ふきとりコットン
メイク落としや拭き取り化粧水用として使いやすいメイク用コットン。表面の素材に極細長繊維構造を使用しており、肌の汚れや古い角質をからめ取りやすいのが特徴です。
さらに、表面の凹凸を少なくしているため、なめらかで毛羽立ちが少ないのも魅力。蛍光増白剤を使っていないので、肌が敏感な方でも使いやすいアイテムです。拭き取り用のコットンを探している方は、一度チェックしてみてください。
ユニ・チャーム(unicharm) シルコット プレミアムコットン
表面材が天然コットン100%のメイク用コットンです。コットンに保湿成分を配合しているため、しっとりとした使用感が特徴。ふんわりとやさしい肌触りで、コットンの刺激が気になる方にもおすすめです。
コットンの角をラウンド状にカットしてあるので、肌に角が当たりにくくスムーズに使えるのもポイント。また、毛羽立ちにくいため、化粧水などのパッティングや拭き取りなど、さまざまな用途に使えます。
ユニ・チャーム(unicharm) シルコット なめらかコットン
拭き取りをしても毛羽立たない、やわらかい使い心地が特徴のメイク用コットンです。本製品は、中綿をシルキーベールで包んだ完全封入タイプ。繊維が抜けず、型崩れしにくいのが特徴です。
ほどよい大きさで、化粧水のパッティングや拭き取りメイク落とし用など、使える用途もさまざま。プチプラで1箱82枚入りと、コスパにすぐれているのも魅力です。
資生堂(SHISEIDO) ビューティーアップコットン F
肌当たりのソフトさがおすすめポイントのメイク用コットンです。やわらかい天然綿を何層も重ねて作られており、やさしい肌触りが特徴。毛羽立ちやよれが少なく、快適に使えます。
また、化粧水や乳液の含みがよく、角質層のすみずみまでなじませたいときに適しています。顔のお手入れにちょうどよいサイズで、使い勝手のよさも魅力です。
資生堂(SHISEIDO) ベネフィーク ダブルフェイスコットン N
メッシュとソフト、2つの機能を備えた2面タイプのコットンです。ブルーのメッシュ面は、角質の拭き取り用に使うのがおすすめ。ホワイトのソフト面は、化粧水や乳液をなじませるのに適しています。コットンを用途別に揃えなくてよいところも便利です。
天然綿を100%使用しているため、肌触りのよさも魅力。中指と薬指でちょうど挟める大きさなので、お手入れしやすいところもポイントです。
資生堂(SHISEIDO) クレ・ド・ポー ボーテ ル・コトン
天然シルクを使用した高級デパコスブランドのメイク用コットンです。肌に触れる表面に高級天然シルクを織り込んでおり、やわらかく贅沢な使い心地が特徴。化粧水や乳液をしっかり含むので、うるおいをたっぷりと肌に行きわたらせることが可能です。
表面には繊細な凹凸があり、肌をやさしく刺激するような心地のよさも魅力。高級ブランドならではの上品なパッケージデザインで、見た目も楽しめます。
資生堂(SHISEIDO) エリクシール シュペリエル つや玉コットン
天然シルクを配合した、なめらかな肌触りのメイク用コットン。化粧水や乳液を肌にしっかり届けることで、ツヤのある肌を目指せるアイテムです。パッティングやコットンパックなど日々のお手入れに使えます。
肌のお手入れに使いやすいサイズなので、使い勝手のよさも特徴。繊維製品の国際規格をクリアしているため、赤ちゃんなどのデリケートな肌でも使いやすいと謳われています。
資生堂(SHISEIDO) イプサ シルクコットン
表面に高級天然シルクを使用し、使い心地とスキンケア効果の両方にこだわったメイク用コットンです。コットンの内側には、クッション性のある中太繊維綿を配合。しっかりした厚みがあり、含んだ化粧水をしっかり肌に行きわたらせます。
毛羽立ちにくく、へたりにくいところも特徴。パッティングや拭き取り用として使うのもおすすめです。
シャンティ(Chantilly) ロージーローザ 大きめコットン
やわらかさとなめらかさにこだわり、原料を厳選してつくられたメイク用コットンです。接着剤を使わずに水の力で固定し、綿のやわらかさをいかした使い心地が特徴。繊維のダメージを抑える製法でつくられているため、毛羽立ちにくいところもポイントです。
また、大判サイズで使い勝手も良好。化粧水をたっぷりと含ませて、コットンパック用に使うのがおすすめです。
コットン・ラボ オーガニックコットンパフ Lサイズ
無農薬有機栽培のオーガニックコットンを、100%使用したメイク用コットン。綿本来の色合いをいかした無漂白タイプです。
伸ばす・さくなど、用途に合わせた使い方ができるカットタイプを採用。メイク落としや拭き取り化粧水用、コットンパックなど、さまざまな用途で活躍します。本アイテムは、プチプラでコスパがよいのも魅力。ドラッグストアなどで気軽に買いやすいところもポイントです。
コットン・ラボ めくるコットン 大きめサイズ
天然コットン100%を使用した、5枚重ねのメイク用コットンです。はがしやすさにこだわった独自の製法でつくられており、コットンパック用として便利に使えます。1枚で化粧水をムダなく使いたい方にもおすすめです。
約60×85mmの大きめサイズで、1枚で顔全体をカバーしやすいのもうれしいポイント。コットンパック以外にもパッティングや拭き取り、ネイル落としなど使い道がさまざまあって便利です。
クリニーク(CLINIQUE) クリニーク コットン N
綿100%を使用した日本製のメイク用コットンです。表面に毛羽立ちにくい加工を施し、中心には化粧水を含みやすいよう太い繊維を使っています。ふっくらした厚みとやわらかい使用感が特徴。毎日のスキンケアで肌に負担をかけたくない方におすすめです。
また、コットン表面の凹凸が古い角質をからめ取るので、拭き取り用としても使えます。日々のお手入れを快適にしたい方は、一度チェックしてみてください。
江原道(Koh Gen Do) オーガニックコットン
肌触りのよさにこだわったオーガニックタイプのメイク用コットンです。化学処理を行っていないため、無漂白・無着色であるのも特徴。原料に農薬や化学肥料を使わずにつくられた綿を使用しています。メイク用品もできる限り自然なものを使いたい方や、敏感肌の方におすすめです。
4枚に薄くさけるので、1枚で顔全体のコットンパックとして使えるのもおすすめポイント。コンパクトなパウチに入っており、旅行などで持ち歩く際にも便利です。
ヴェレダ(WELEDA) オーガニック コットン
無農薬有機栽培の綿花を100%使っているメイク用コットンです。農薬や化学肥料を3年以上使用していない畑で栽培されたという、厳しい基準をクリアした綿花を使用しています。
ソフトでふんわりとした肌触りが特徴です。大判サイズなのでコットンパックをはじめ、さまざまな用途で使えるのもポイント。オーガニックコスメが好きな方にもおすすめです。
カネボウ(KANEBO) KANEBO ビューティワークス デイリーコットン
天然コットンをたっぷりと使用したメイク用コットン。しなやかな肌触りにするために、綿本来のやさしさをいかした製法で作られています。コットンは化粧水をしっかりと吸収する三層構造。肌のすみずみまでうるおいを与えたい方におすすめです。
また、水の力で毛羽立ちを防ぐ加工を採用しているため、なめらかな使用感を有しています。45×65mmの小さめサイズなので、ポイントメイク落とし用としても重宝するアイテムです。
アルビオン(ALBION) フェイシャルコットン L ソフト
綿100%でやわらかい質感のメイク用コットン。繊維製品の国際規格である「エコテックス規格100」に認定されており、赤ちゃんやデリケートな肌の方でも使いやすいのが特徴です。
また、大判タイプを採用しているため、化粧水などをたっぷり使う方にもぴったり。デパコスブランドながらプチプラなので、価格を気にせず使えるところもポイントです。
無印良品 生成カットコットン
無漂白の綿で作られたメイク用コットンです。繊維が長い綿を使用しており、やわらかい肌触りに仕上げています。使いやすい日本製のコットンを探している方におすすめです。
約60×50mmと、ちょうどよいサイズで使用用途もさまざま。1袋180枚入りなので、コスパがよいところも魅力です。コットンの使用量が多い方は、ぜひチェックしてみてください。
スズラン リリーベル コットンパフ
毛羽立ちを水の力で抑えたメイク用コットンです。綿100%で肌がデリケートなときでも使いやすいのが特徴。50×60mmの適度な大きさにカットされているので、メイク落としやコットンパックなど肌のお手入れに活用するのがおすすめです。
また、口紅やマニキュア落としに使えるのもポイント。爪を磨きたいときにも使用でき、使用用途が広いところも魅力です。
ナリス化粧品 メガビューティコットン N 2
天然コットン100%の中綿を、天然シルクのシートで包んだメイク用コットンです。完全封入タイプのため毛羽立ちにくく、肌に繊維を残しにくいのが特徴。よれや型崩れにも強いので、パッティングや拭き取りを主要用途とする場合におすすめです。
スキンケア以外にも、ポイントメイクやマニキュア落としにも使えます。使い方の幅が広いので、1箱あると重宝するアイテムです。
ホワイトラビット プレミアム大判コットンパフ
化学物質を使わず、天然綿100%で作られたメイク用コットンです。綿をしっかり織り込んでいるため、毛羽立ちにくいところも特徴。やさしい使用感で、敏感肌や肌への刺激が気になる方におすすめです。
4つ折りタイプなので、化粧水を含ませてシートマスクとして使うのに向いています。メイク落としや角質ケアをする場合は、シートを4分割して使えるのもポイント。自分の好みのサイズで使ってみてください。
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番外編|コットンの使い方・使い道
スキンケアでの基本的な使い方
毎日のスキンケアでは、化粧水や乳液をなじませるときに、コットンが活躍します。化粧水を肌にしっかり届けるためには、コットンを正しい持ち方で使うことが大切です。
コットンは、横長にして中指と薬指の間にのせて、人差し指と小指でしっかり挟むのが基本的な持ち方。指はすき間がないようにそろえて、少し内側に丸めるのがポイントです。
まず、頬や額などの顔の広い部分にあて、中心から外側に向かうようになじませます。次に目の周りや鼻、口元と進み、フェイスラインまでしっかりケアしましょう。首は下から上にすべらせるようにします。軽く引き上げるように意識しながら使ってみてください。
このとき、繊維の流れに沿って肌の上をやさしくすべらせるのもポイント。繊維の流れとは逆方向に動かしてしまうと、コットンが毛羽立ちやすくなるため、注意が必要です。
手持ちの化粧水を含ませたコットンパックもおすすめ
乾燥やゴワつきが気になる方は、化粧水をたっぷり含ませたコットンパックもおすすめです。肌に水分をしっかり届けられるので、集中的にケアをしたいときに試してみてください。
まず、コットンに全体にたっぷりと化粧水を含ませて、2~4枚に薄くさきます。乾燥が気になる部分を中心にコットンをのせていきましょう。薄くさいたコットンはよく伸びるので、ストレッチをかけながら肌に密着させるのがポイントです。パックの待ち時間は3~10分が目安。必ずコットンが乾く前にはがすようにしてください。
さらに、乾燥のダメージを受けている場合は、乳液を使ったコットンパックがおすすめです。コットンをさき、指で乳液をコットン全体に広げて、乾燥しているところ集中的にパックをしていきましょう。
落としにくいメイクをやさしくオフする際にも活躍
ポイントメイクのような落としにくいメイクをオフするときも、コットンを使うと便利です。リムーバーをコットンに含ませて、やさしく拭き取ります。アイラインなど細かいところを落とすときは、コットンを4つ折りにして角の部分を使いましょう。
ただし、落ちにくい場合でも強い力でこすらないようにしてください。軽い力で取れないときは、コットンをのせて数秒置き、メイクにリムーバーをしっかりなじませてから拭き取るのがおすすめです。