暑い夏はもちろん、年間を通してニオイやベタつき対策として活躍する「制汗スプレー」。スリムなボトルタイプのものが多いので、かばんやロッカーに入れて常備しておくのがおすすめです。

今回はそんな制汗スプレーを、女性向け・男性向けに分けてご紹介します。シーンに応じて製品を使い分けて、毎日を快適に過ごしましょう。

制汗スプレーの選び方

使用感の好みに合わせて選ぶ

サラサラ感重視ならエアゾールタイプを

By: amazon.co.jp

ガスを噴射して使うエアゾールタイプは、流通量も多く、安く手に入りやすいのが特徴。エアゾールタイプの制汗剤には、噴射した部位をサラサラの状態に整えられるパウダーを配合しているものが多くあります。

エアゾールタイプは、汗をかいた後のベタつきを軽減したいときや、お出かけ前の汗対策にぴったりです。汗をかきやすいワキの下や、ニオイが気になりやすい足指の間に使うのに適しています。

ただし、エアゾールタイプの制汗スプレーは、使用する際には服に付着しないように配慮が必要。特にパウダー配合タイプは、粉が白っぽく残りやすいので注意しましょう。

すっきり感重視ならミストタイプを

By: amazon.co.jp

ミストタイプは、すっきり感を重視する方におすすめ。霧状になった液体を吹きかけるタイプなので、ミストシャワーのような感覚で使えます。

ひんやりとした冷感を得られるタイプや、皮脂などのベタつきを抑えるタイプなど、アイテムによって使用感が異なるのがミストタイプの特徴です。

ただし、ミスト状とはいえ身体に液体を吹きかけるため、乾くまでに時間がかかりやすいのが注意ポイント。持ち歩く場合には、液漏れしないように気をつけましょう。

使用シーンに合わせて選ぶ

エアゾールタイプの制汗スプレーは、服を着た状態でも使いやすい反面、噴射音が大きめで静かな場所で使用する場合は配慮が必要です。ガスを噴射するため、閉め切った部屋や火気の近くで使うのも厳禁。使用後は周辺の空気が白っぽく濁ることもあるので、周りに人がいる場合は使用を控えましょう。

一方のミストタイプの制汗スプレーは、エアゾールタイプのような大きな噴射音が出にくいため、音に配慮したいシーンにぴったりです。ただし、着衣のまま使うのは難しいので、更衣室やシャワールームなどで使うのに適しています。

服を着た状態で使いやすいのはエアゾールタイプ、音に配慮して使いやすいのはミストタイプと分かれるので、どちらも1本ずつ所持しておき、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。

体臭をケアしたいなら制汗・殺菌・防臭成分配合タイプがおすすめ

サラサラに仕上げられるものよりもニオイのケアができる制汗スプレーを探している方は、制汗・殺菌・防臭に有効な成分を配合しているアイテムを選ぶのがおすすめです。

基本的に、制汗スプレーと謳われているアイテムには、制汗・殺菌・防臭成分のいずれかが入っています。しかし、香りづけをすることを目的としたボディミストなどには配合されていないこともあるため、注意して選んでみてください。

清涼感を得たいなら清涼成分配合タイプがおすすめ

By: amazon.co.jp

エアゾールタイプの制汗スプレーは、噴射した瞬間にひんやりとした感触を得やすいのに対し、ミストタイプは清涼感を得にくいものもあります。ミストタイプの制汗スプレーに清涼感を求める場合は、清涼成分が配合されているものがおすすめです。

スーッとした使用感を得られるタイプには、メントールやアルコール(エタノール)が入っていることがほとんど。特に、メントール配合タイプは、香りによる気分のリフレッシュも叶います。また、使用後の肌に風が触れるたびにひんやりとした涼しさも実感できるので、暑い夏の一時的なクールダウンにもぴったりです。

香りつきか無香料かで選ぶ

制汗スプレーには、香りつきのものと無香料のものがあります。香りつきのものは、ベーシックな石けんやフローラルに加え、カジュアルなベリー系やさわやかなシトラス系など、さまざまな種類を展開。好みや気分に合わせて選びやすいのが魅力です。

無香料のものは、香りつきの制汗スプレーが苦手な方でも使いやすいタイプ。また、香水やヘアコロン、ボディミストなどを使っている方は、制汗スプレーを無香料タイプにしたほうが香りがケンカしないのでおすすめです。食事や人が大勢集まる場所に行く前に制汗スプレーを使う場合にも、周りに配慮して無香料のものを選びましょう。

制汗スプレーのおすすめランキング|レディース向け

第1位 資生堂(SHISEIDO) エージーデオ24 パウダースプレー【医薬部外品】

殺菌有効成分として「イソプロピルメチルフェノール」を配合しており、腋臭や汗臭を抑え、制汗効果も期待できる制汗スプレーです。ストレスによる「ストレス臭」など、さまざまな状況の汗臭に対応してケアします。

汗をかいたり動いて摩擦が起きたりしても落ちにくい高密着処方も魅力。粉末と液体を組み合わせてつくられているため、肌に隙間なく密着し、制汗効果を長時間キープします。また、汗で流れにくいタイプなので、スポーツをする方にもおすすめです。

ワキの下はもちろん、胸元や背中、首筋など、ニオイが出やすい部位に使用可能。無香料タイプなので、香水やヘアコロンを使っている方でも使いやすいアイテムです。

第2位 中島薬局 オドレミスト【医薬部外品】

薬剤師が企画立案のもと、大阪の化粧品工場でつくられている日本製の制汗ミストです。制汗・防臭効果が期待できる「塩化アルミニウム」を13%配合しており、しっかりとニオイのケアができます。

本アイテムは、汗をかきやすい方にもおすすめです。塩化アルミニウムは、汗を分泌する汗腺を塞ぐことで汗の量を抑えられる成分。汗の量が物理的に少なくなることで、ニオイに悩まされることも少なくなります。

ミストはきめが細かいため、肌への密着性も良好。液だれもしにくく乾きも速いので、すぐに衣類を着たい場合にもぴったりです。一見すると制汗剤とは思えないグリーンの爽やかなボトルもポイント。プラスチック製で持ち運びにも便利です。

第3位 ユニリーバ(Unilever) レセナ ドライシールドパウダースプレー【医薬部外品】

お出かけ前にスプレーしておくことで、日中の汗ジミやニオイを気になりにくくする制汗スプレー。制汗有効成分「ドライシールドパウダー」が、分泌された汗を抑えることで、ニオイの発生を軽減する効果が期待できます。

日中の肌のベタつきやジメジメ感が気になる方に特におすすめ。サラサラとした状態をキープし、暑い夏を快適に過ごしやすく整えます。人気のフレッシュソープの香りのほか、フルーティフローラル・スタイリッシュムスク・ベビーパウダー・無香性タイプを展開。価格も安いので、好みやシーンに応じて使い分けてみてください。

・1本

・3本セット

第4位 花王(Kao) ニベア デオプロテクト&ケア スプレー【医薬部外品】

殺菌成分・消臭成分・制汗成分をすべて配合しており、さまざまな汗臭タイプに対応できるニベアの制汗スプレーです。すっぱいニオイやツンとしたニオイ、蒸れたようなニオイまでケア。ワキやデコルテ、足先まで全身に使えます。

また、皮脂吸着パウダーを配合しているため、ベタついた肌をサラッと仕上げられるのも魅力。スカートの裏地が張り付きやすい太ももなどにスプレーしておくのもおすすめです。

アボカドオイルなどをたっぷりと含んだ保湿成分を配合しており、肌のうるおいをキープできるのもポイント。肌をいたわりながら汗やニオイのケアをしたい方にぴったりのアイテムです。

第5位 パピリオ(Papilio) リフレッシュウォーター F【医薬部外品】

みずみずしい使い心地のミストタイプのデオドラントスプレーです。ニオイが気になるときにはもちろん、お風呂上りや外出先でのリフレッシュツールとしても活躍します。

本製品は、気になるニオイのケアができる有効成分「イソプロピルメチルフェノール」と「パラフェノールスルホン酸亜鉛」を含む薬用アイテム。しっかりと汗臭を抑える効果が期待できます。

また、グリーンフローラルの香りが付いているのもポイント。フレッシュな香りで汗のニオイを目立ちにくくすることも可能です。

第6位 花王(Kao) ビオレZ 薬用ボディシャワー【医薬部外品】

広範囲にミストが届く制汗剤。殺菌有効成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合しており、気になる汗のニオイをケアできるタイプです。シャワーを浴びられないときにも重宝します。

アルコールベース処方「ドライJET技術」を採用しているため、汗が速く乾きやすいのもポイント。服を着たまま使用しても白残りしにくく、さまざまなシーンで活躍します。

逆さまにした状態でも噴射できるので、背中やもも裏などにも使いやすいタイプ。噴射音も気になりにくく、音に配慮して使いたい場合にもおすすめのアイテムです。

第7位 無印良品 デオドラントミスト【医薬部外品】

さまざまなアイテムを販売している無印良品の制汗ミストです。「パラフェノールスルホン酸亜鉛」「イソプロピルメチルフェノール」を有効成分として配合しており、汗臭などのニオイを抑えます。

さらに、ミストのなかにパウダーが含まれているため、使用後の肌をサラサラの状態に整えられるのも魅力。30mlとコンパクトサイズで、持ち運び用としても適しています。「合成香料」「着色料」「鉱物油」「パラベン」フリーで、成分にこだわってつくられているタイプを探している方にもおすすめです。

第8位 中島薬局 ニウスアルムミスト【医薬部外品】

腋臭防止・制汗に有効な成分「ミョウバン」を豊富に配合している制汗ミスト。酸性の性質を持つミョウバンが、汗のイヤなニオイの原因であるアルカリ性のアンモニア成分を中和することで、消臭効果が期待できます。

また、ミョウバンは肌を引き締める作用も持ち、汗腺を塞いで汗の分泌を抑える効果もあるのがポイント。さらに、菌が繁殖しにくい環境に整える抗菌効果まで有しています。

低刺激処方でつくられているうえ、整肌成分の「アラントイン」も配合しており、敏感肌の方でも使いやすいのも魅力です。無香料なので、香水などの香りアイテムと併用したい場合にも適しています。男女問わず手に取りやすいユニセックスデザインで、さまざまな性別・年代の方から人気を集めるアイテムです。

第9位 花王(Kao) 8×4 エイトフォー パウダースプレー【医薬部外品】

長年愛され続けているエイトフォーの制汗スプレー。自然由来の殺菌成分「β-グリチルレリン酸」や消臭成分の「消臭緑茶エッセンス」を配合しており、汗臭や腋臭などの気になるニオイを抑えます。

皮脂吸着パウダー入りで、汗をかいた後のベタつきを防げるのも魅力。お出かけ前や運動前にスプレーしておくのもおすすめです。

香りのラインナップは無香料のほか、せっけん・フレッシュフローラル・ジューシーシトラスの4種類。それぞれ雰囲気が異なるので、好みやシーンに合わせて使い分けてみてください。

第10位 ドクターデオドラント(Dr.Deodorant) ミョウバンスプレーEX

体臭に悩むスタッフが年月をかけて研究し開発した、ニオイ対策に適したスプレーです。使用後はすぐに肌がサラサラになる快適な使い心地が魅力。白残りもしにくく、首や腕などの肌が露出しやすい部位にも使いやすいアイテムです。

本アイテムには、古くから制汗効果が期待できるとされてきた「ミョウバン」を配合。ニオイの原因となる汗が分泌される汗腺に密着し、汗の分泌を抑えます。また、配合されている「ペパーミント」が、すっきりさわやかな使用感をもたらすため、リフレッシュしたいときにもおすすめです。

第11位 コーセー(KOSE) エスカラット 薬用デオドラント パウダースプレー【医薬部外品】

制汗効果が高いため、お出かけ前や運動前の使用が適しているスプレータイプの制汗剤。制汗成分の「ミョウバン」のほか、殺菌有効成分として「イソプロピルメチルフェノール」を配合しているため、汗臭や腋臭などのイヤなニオイを防げます。

ワキの下や胸元はもちろん、脚などにも使用可能。逆さにしてもしっかりとスプレーが噴射できる設計を採用しており、背中やもも裏にも使いやすいタイプです。汗吸収パウダーも配合しているので、サラサラな肌をキープし、汗をかきやすい夏場の日中も快適に過ごせます。

第12位 カネボウ(KANEBO) SALA パウダースプレー【医薬部外品】

香りのよさに定評があり、長年の愛用者が多いブランドのサラから発売されている制汗スプレー。気になる汗のニオイを抑える有効成分「アルミニウムクロルヒドロキサイド」と「イソプロピルメチルフェノール」を配合しているアイテムです。

また、肌をサラサラの質感に整える「シルクパウダー」や「素肌さらさらパウダー」を含んでいるのも魅力。ベタつきを抑えるので、汗をかく前や外出前につけておくのがおすすめです。

香りの種類は2タイプ。ふんわりとやさしいフローラルが漂う人気の「サラの香り」と、華やかで穏やかな甘いローズが香る「サラ スウィートローズの香り」が展開されています。どちらもロングラスティング香料を採用しているため、香りが長く続くのが特徴です。

第13位 レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) ドクター・ショール デオドラントフットスプレー【医薬部外品】

足用の制汗スプレーを探している方におすすめの、フットケアブランドから発売されているアイテム。素足にはもちろん、ストッキングの上からでも使えて便利です。

殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」を配合しているほか、制汗成分の「クロルヒドロキシアルミニウム」によって、汗そのものを抑えられるのも魅力。サラサラパウダー入りなので、足に汗をかきやすい方や、ベタつきが出やすい方にもおすすめです。

制汗スプレーのおすすめランキング|メンズ向け

第1位 資生堂(SHISEIDO) エージーデオ24 メンズデオドラントスプレー【医薬部外品】

皮脂量が多い男性の汗やアブラ、ニオイを研究しつくられた制汗スプレー。ニオイ菌を殺菌する有効成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合しており、ストレスなどの原因で発生するさまざまな汗臭や腋臭をケアします。

皮脂吸着成分の「シーバムケア」を配合しており、サラサラな状態に整えられるのも魅力。肌に噴射するとひんやりとした爽快感も得られるので、夏場にぴったりのアイテムです。

第2位 花王(Kao) メンズビオレZ 薬用ボディシャワー【医薬部外品】

汗をかいた直後に吹きかけると、汗が速く乾きやすくなる「ドライJET技術」を採用している制汗ミストです。アルコールベースでさっぱりとした使い心地が魅力。逆さまにしても噴射できるので、背中などに使いたい場合にも適しています。

ニオイのもとを殺菌する有効成分として「イソプロピルメチルフェノール」を配合。気になる汗臭や腋臭などのニオイを防ぎ、日中を快適に過ごせます。

噴射音が静かで気になりにくいのもポイント。服を着たまま使っても白残りしにくいため、さまざまなシーンで活躍します。

第3位 花王(Kao) 8×4 エイトフォーメン デオドラントスプレー【医薬部外品】

噴射した瞬間の爽快でクールな使用感が魅力の制汗スプレー。男性の汗やニオイを抑える有効成分が4種類配合されており、制汗・殺菌・消臭効果が期待できます。お出かけ前や運動前に噴射しておけば、ニオイを長時間ブロックできるのも本製品の魅力です。

皮脂吸着パウダー配合で、ベタベタ感を軽減してサラッとした肌に整えられるのもポイント。シンプルでスリムなボトルで、持ち運びやすい制汗剤です。

第4位 マンダム(mandom) ギャツビー パウダーデオドラントスプレー クールシトラス【医薬部外品】

制汗有効成分「クロルヒドロキシアルミニウム」を配合しており、汗をブロックして汗ジミやニオイを防ぐ制汗スプレーです。殺菌有効成分「イソプロピルメチルフェノール」によって、汗に雑菌が繁殖にくい状態を長時間キープします。

「新スムースドライパウダー」配合で、使用後の肌はサラサラに。ベタつきを軽減するので、暑い夏を快適に過ごしやすくします。フレッシュなクールシトラスの香りは特に人気で、さわやかな香りでニオイのカバーをすることも可能です。

第5位 ロート製薬(ROHTO) オキシー 冷却デオシャワー【医薬部外品】

制汗有効成分「パラフェノールスルホン酸亜鉛」と殺菌有効成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合しているミストタイプの制汗剤です。「無水エタノール」や「メントール」がミストに含まれており、ひと吹きすると肌表面を一時的にクールダウン。さっぱりとした使い心地も魅力です。

皮脂吸着マイクロパウダー配合で、ベタつきを抑えてサラッとした状態をキープ。ストッパーがついているため、かばんに入れて外出先に持ち運びたい方にもおすすめです。スポーツをするときやレジャーシーンにぴったりのアイテムを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

第6位 ドクターデオドラント(Dr.Deodorant) 薬用DEO35 PLUS+【医薬部外品】

分泌された皮脂が酸化することで生じる「加齢臭」にも対応している制汗スプレー。制汗有効成分の「パラフェノールスルホン酸亜鉛」、殺菌有効成分の「塩化ベンザルコニウム液」を配合しており、汗や気になるニオイを長時間抑えます。

耳の後ろや胸の周りなどはもちろん、頭皮や小鼻の周りにも使えるタイプ。男性だけでなく、加齢臭が気になり始めた女性にもおすすめです。グレープフルーツとペパーミントのさわやかな香りつきで、気分のリフレッシュも同時にできます。

制汗スプレーの楽天市場ランキングをチェック

制汗スプレーの楽天市場の売れ筋ランキングもチェックしたい方はこちら。

制汗スプレーの正しい使い方

汗や汚れを拭き取ってから使う

制汗スプレーを使用する際は、汗拭きシートや濡れタオルなどで身体の汗や汚れを拭き取ってからがおすすめです。汗や汚れが肌に残っていると雑菌が繁殖しやすく、ニオイの原因を断ち切りにくい状態に。制汗スプレーの効果をより発揮させるためには、一度拭き取って清潔にしてからスプレーをしましょう。

・汗拭きシートについて詳しく知りたい方はこちら

エアゾールタイプは肌から離して使う

スプレータイプの制汗剤は、エアゾールタイプとも呼ばれ、ガスの圧力によって内容物を霧状に噴出させるのが特徴。このタイプのアイテムは、肌から10cm以上離して使う・同じ個所に連続して3秒以上噴射しないなどの注意書きが大きく記されているものが多くあります。

長時間同じ部位に噴射し続けると、凍傷になる恐れがあるので要注意。近距離から噴射することでも凍傷のリスクがあがるため、必ず推奨されている使用方法を確認してから使いましょう。

顔や粘膜には使用しない

制汗剤は、スプレータイプもミストタイプも、基本的に顔周りや粘膜などのデリケートな部分には使わないよう注意喚起がされています。刺激が強いものが多く、肌負担が大きいため、使用可能範囲と記されている部位以外への使用は控えましょう。

また、エアゾールタイプにはガスが含まれているため、目に入ったり吸い込んだりしないように注意が必要。室内で使う場合には、換気した部屋で周りの人に配慮しながら使用することが鉄則です。

使用期限を守って使う

アイテムによって異なりますが、制汗剤には使用期限が設けられている場合があります。一般的に、開封後そのシーズン内での使用が推奨されているため、できる限り早めに使い切るのがおすすめです。

また、日本の医薬品医療機器等法内では、未開封製品は製造から3年以内に変質しないものであれば、使用期限の表示義務が課せられないという規定があります。購入後、開封しない状態の制汗スプレーを持っていて、来シーズンに使用したい場合には、直射日光が当たるところや高温多湿の場所を避けて保管するようにしましょう。