透明感のあるシアーな発色のものや、マットな質感で唇に密着するものなど、種類の幅が広い「リキッドルージュ」。シーンやメイクに合わせて選ぶことが大切です。リキッドルージュには色落ちしにくいティントタイプや、保湿力が高く長時間うるおいをキープするタイプもあります。
今回は、リキッドルージュのおすすめアイテムをご紹介。ライフスタイルに合わせて、お気に入りのリキッドルージュをみつけてみてください。
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目次
- リキッドルージュとは?
- リキッドルージュの選び方
- リキッドルージュのおすすめ|プチプラブランド
- リキッドルージュのおすすめ|デパコスブランド
- リキッドルージュの売れ筋ランキングをチェック
- 番外編|リキッドルージュの塗り方
リキッドルージュとは?
リキッドルージュとは液状やムース状の口紅のこと。口紅の発色のよさとグロスのツヤ感を兼ね備えたアイテムが多く、メイク初心者の方にも使いやすいのが特徴です。
シアーな発色のグロスに近いものから、しっかり唇に密着して発色する口紅に近いアイテムまで、バリエーションが豊富。アプリケーターがついているものが多く、細かいところまで簡単に塗れるので、ワンランク上のメイクに仕上がります。
口紅やグロスとの違い
リキッドルージュは口紅の発色のよさとリップグロスの光沢感を兼ね備えたアイテム。しかし、口紅やグロスとはいくつかの違いがあります。
口紅と異なる点は、発色のしかた。口紅は発色がよくフォーマルなメイクをするときには重宝しますが、塗り方によっては唇の輪郭をくっきりとさせるため派手な印象になってしまうことがあります。一方、リキッドルージュはしっかり発色しながらも、唇の輪郭を程よくぼかせるので好印象な華やかさを演出。抜け感のあるメイクに仕上がります。
グロスと異なる点は、色づき。グロスは保湿力が高い反面、薄づきのアイテムが多いのが特徴です。リキッドルージュはグロスのようなツヤ感のある仕上がりを叶えつつ、しっかり発色するのが魅力。口紅を塗ってからグロスを塗る工程も短縮できるので、忙しい方にも重宝するアイテムです。
リキッドルージュの選び方
仕上がりの質感で選ぶ
女性らしさを引き立てる「ツヤタイプ」
レディなムードを醸し出せるツヤタイプは、ナチュラルメイクの日にぴったり。色も薄づきで透け感のある発色のものや、元の唇の色が透けるものなどが多く、自然な印象に仕上げます。
また、うるおいのある仕上がりになるので、唇の乾燥や縦ジワが目立つのを防ぎやすいというメリットもあります。縦ジワが目立たないうるんだリップが好みの方におすすめです。
ツヤタイプはグロスのような感覚で手軽に使用できる反面、しっかりメイクをしたい日には、色づきが物足りない場合もあります。口紅やティントタイプのリップなどを塗ってから、重ねて使って色味を調節するなどして、理想の唇に仕上げてみてください。
フォーマルな場面でも使える「マットタイプ」
フォーマルな場面やしっかりメイクをしたい日はマットタイプを使いましょう。高発色で元の唇の色をカバーするので、パキッとした印象に仕上がります。
液が密着しやすく唇をしっかりと色づけるものが多いため、重ね塗りすると強い印象になりすぎてしまう場合もあります。派手になりすぎるのを避けるには、少量を指でポンポンとぼかしながら塗るのがおすすめです。しっかり唇に色をつけつつ、強すぎずやわらかい印象に仕上がります。
肌色に合うカラーを選ぶ
リップのカラーひとつで顔の印象は変わります。イエベ・ブルベなどのパーソナルカラーや、肌色に調和するカラーを選びましょう。
パーソナルカラーに沿って選ぶと顔色がパッと明るく見えたり、肌がきれいに見えたりします。反対に自分のパーソナルカラーに合わない色を使用すると、暗く血色感のない肌に見えることもあります。顔から浮かず、肌馴染みのよいカラーを選びましょう。
しかし、パーソナルカラーに捉われすぎてもメイクの幅を狭めてしまうので、自分の直感にしたがって選んだカラーに挑戦してみることも大事。気分転換に、いつもの自分と違うカラーを取り入れてみましょう。
色落ちしにくいものを選ぶ
飲み物を飲むときや食事などで、カップやお皿にリップの色が移るのは避けたいもの。色落ちしにくいアイテムを選ぶことで、メイク直しの手間が省け、食器やマスクなどに色が移る心配も減らせます。
落ちにくいアイテムを探している方には、リップティントタイプのアイテムがおすすめです。「ティント」は「染める」という意味の言葉。リップティントは角質を染める仕様のアイテムで、色持ちがよく色移りしにくいのが特徴です。近年では定番のリップアイテムになりました。
色落ちしにくいぶん、きちんとクレンジングをしないと色素沈着してしまう場合がある点には要注意。落としにくい場合は唇専用のクレンジングを使いましょう。
アプリケーターの形状で選ぶ
リキッドルージュを選ぶときはアプリケーターの形状もチェックしましょう。ブランドによって大きさや形のバリエーションが豊富なので、自分が使いやすいアイテムを選ぶことが大切です。
先が細くなっているものや、均一の太さでまっすぐなものなど形状はさまざま。先端が尖っているものは、細かい部分にも塗りやすいため、口角や唇の山まで綺麗に塗りたい方におすすめです。唇の輪郭をはっきり描きたい方や細かい部分にしっかり塗りたい方は、マニキュアのような筆タイプもチェックしてみてください。
唇が荒れやすい方は保湿成分の有無もチェック
保湿成分が入っているアイテムも多いリキッドルージュ。唇が乾燥しやすい方は、保湿成分が入っているものを選ぶのがおすすめです。
植物やナッツ由来の天然の保湿成分が入ったアイテムも豊富。乾燥による唇の荒れが気になる方にも適しています。また、リップ下地を使用するのもひとつの手。メイクアップ効果で唇の縦ジワを目立ちにくくするのに役立つほか、リキッドルージュが直接唇につくのを防げます。
リキッドルージュのおすすめ|プチプラブランド
日本ロレアル メイベリン ニューヨーク SPステイ ヴィニルインク
なるべく落ちないリキッドルージュを探している方におすすめのアイテム。食べたり飲んだりするシーンや、マスクメイクにぴったりです。膜形成成分とピグメントの二重構造で、色・ツヤ・仕上がりを長く保ちます。
普段使いしやすいカラーからトレンドのカラーまでそろっているのも魅力。ヌーディなカラーがほしい方にはヌードローズベージュの「60」、トレンド感のあるカラーが好みの方にはヌードルージュの「10」などがおすすめです。
リンメル(RIMMEL) ベルベティ ステイ マット
ベルベットのような質感のリキッドルージュ。マットポリマーとパウダーにより唇をふっくらと見せられるので、セクシーな印象に仕上げたい方におすすめです。また、水分を抱え込むオイルなどを配合しており、唇を乾燥から守ります。
液含みのよいチップを採用しているため、ムラなく塗れるのも特徴。カラーはスタイリッシュな印象のトゥルーバーガンディ「010」や、甘さがありながらも大人っぽいヌーディコーラル「009」などがラインアップされています。
レブロン(REVLON) カラーステイサテンインク
マットとツヤの中間のような、ほんのりツヤ感のあるリキッドルージュ。自然なツヤ感を演出するので、ナチュラルメイクが好きな方におすすめです。独自のテクノロジーにより唇の動きにも対応し、長時間きれいな仕上がりを保ちます。
保湿成分のブラックカラントシードオイルやビタミンE誘導体を配合しており、うるおい感が続くのもポイント。ほんのりとしたフルーティフローラルの香りも楽しめます。
ブラウン系やピンク系、レッド系のカラーがあり、イエベ・ブルベ問わず使いやすい色も展開されているので、色選びに悩む方はチェックしてみてください。
ちふれ(CHIFURE) リップ ジェル
立体感のあるリップメイクに仕上がるリキッドルージュ。唇にジェルのようなツヤとうるおい感をプラスして、ぷるんとした唇に見せます。シアーな発色で扱いやすく、プチプラなので、リキッドルージュ初心者の方にもおすすめです。
人気色は、ピュアに仕上がる透明パール「001」、華やかな印象の唇に導くコーラルピンク「135」、肌馴染みのよい赤みベージュ「656」。口紅とのあわせ使いもできます。
アンドビー(&be) リキッドルージュ
マスクをつけていても落ちにくいリキッドルージュ。水分や摩擦に強いロングラスティングタイプなので、塗りたての美しい発色が続きます。唇の縦ジワを美しく見せるベルベットのような質感。マットリップに仕上げたい方におすすめです。
保湿成分のアンズ核油やマカデミア種子油などを配合しており、唇の乾燥や荒れを防ぎます。合成界面活性剤・紫外線吸収剤・エタノール・パラベン・合成着色料・香料を配合していないのもポイントです。
プライベートでもビジネスでも使いやすいブラウン系カラーがラインナップ。コクのあるシックな「ガーネットブラウン」や、真紅を帯びた「レッドブラウン」、深みがありつつも華やかな「マンダリンオレンジ」などがあります。
カネボウ(KANEBO) ケイト リップモンスター スフレマット
落ちにくいリキッドルージュを探している方におすすめのアイテム。マスクをしていても飲み物を飲んでも落ちにくく、塗ったそのままの色が長く持続するのが魅力です。
ふんわりと軽やかに仕上がり、唇の輪郭がぼかしやすいので、グラデーション塗りも簡単にできます。ダークオレンジブラウンの「ゴーストムーン0:00AM」や、スモーキーブラウンの「泥霧」、オールドピンクの「枯れない桜」など、ユニークなカラーをラインナップしています。
カネボウ(KANEBO) コフレドール エレガントジュエリールージュ
リッチなうるおい感のあるリキッドルージュ。保湿成分の植物性スクワランと水溶性コラーゲンを配合しており、乾燥から唇を守ります。唇にピタッとフィットするので、つけたての美しさが長時間続くのも魅力です。
高発色な色がそろったカラーバリエーションもポイント。レッドパールが配合されたやさしいベージュ「BE-216」や、ゴールドパールが配合されたヘルシーなピンク「PK-282」など、おしゃれなカラーがラインナップされています。
資生堂(SHISEIDO) マキアージュ ドラマティックリップティント
マスクにつきにくいリップを探している方におすすめのリキッドルージュ。色が落ちにくいティントタイプです。「透明つや膜」がコーティングすることで、マスクへの色移りをガードします。保湿成分を配合しており、唇のうるおいケアができるのも魅力です。
チューブの先が斜めにカットされているので、直接唇に塗りやすいのもポイント。重ね塗りでツヤ感をアップさせることも可能です。
ヒンス(hince) ムードインハンサーウォーターリキッドグロウ
韓国コスメブランド、ヒンスのリキッドルージュです。ツヤ感のある仕上がりながらベタつきにくいのがポイント。うるおい感があるので、唇の乾燥が気になる方でも使いやすいリキッドルージュです。
豊富なカラーバリエーションも魅力。落ち着きのある雰囲気のブリックモーブ「06 リファインド」や、魅力的な唇に見せるディープブラウン「10 リマーカブル」、華やかさを演出する「04 アンビエント」などがラインナップしています。
リキッドルージュのおすすめ|デパコスブランド
コーセー(KOSE) アディクション ザ マット リップ リキッド
軽いつけ心地のおすすめリキッドルージュです。やわらかくしなやかな塗り心地が魅力。時間が経っても乾燥感が出にくいのもメリットです。密着力が高く、動いてもヨレたり崩れたりしにくいので、長時間美しい仕上がりが持続します。
見たままの鮮やかな発色もポイント。チップの先端が細いため、口角まできれいに塗れます。カラーバリエーションが多いのも特徴。やわらかな雰囲気のピンクベージュ「002 カッパーチェリーウッド」や、深みのある「013 ボルドーブラウン」などがあります。
ディオール(Dior) ルージュ ディオール フォーエヴァー リキッド
「マスクプルーフ」を謳う、ロングウェアな仕上がりのリキッドルージュ。エアリーな塗り心地で、使いやすいのがポイントです。鮮やかに発色して、長時間美しい仕上がりが続きます。
カラーバリエーションが豊富に展開されているのも魅力。ナチュラルなベージュの「100 フォーエヴァー ヌード」や、大人っぽいディープブラウンカラーの「820 フォーエヴァーユニーク」などがあります。
資生堂(SHISEIDO) ナーズ エアーマット ウルトラリップティント
なめらかなマット仕上がりのリキッドルージュ。ティント処方を採用しており、フェザーのような軽快なつけ心地が特徴です。うるおい成分のワイルドマンゴーバターが配合されており、唇にうるおいを与えて、ふっくらとやわらかく見せます。
カラーは、大人っぽい雰囲気にぴったりの「317 ソフトブラウンピンク」や、かわいらしい印象に仕上げる「318 ソフトローズ」などがラインナップされています。
日本ロレアル イヴ・サンローラン ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム
イヴ・サンローランの象徴的な「YSL」のロゴが美しいリキッドルージュ。保湿成分のセラライクが配合されており、唇をいたわりながらメイクできるのが魅力です。なめらかでクリーミーな塗り心地を実現しています。
鮮やかで濃密な発色もポイント。ツヤっぽく仕上がり、ツヤ感が長く持続するのも特徴です。カラーバリエーションには「416 サイケデリックチリ」や「407 カーミンセッション」などがあります。
ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN) クラッシュド リキッド リップ
ツヤのある唇にメイクしたい方におすすめのリキッドルージュ。グロスのようなみずみずしさがありながらも、ジューシーで豊かな発色が魅力です。保湿成分の「スーパーフルーツブレンド」が配合されており、唇を乾燥から守ります。
カラーは、大人っぽい「01 スムージームーブ」や、鮮やかな「02 ビッグアップル」などを展開。アプリケーターが使いやすく、ブラシなしでもきれいに塗れます。
日本ロレアル シュウ ウエムラ ルージュ アンリミテッド アンプリファイド ピグメント
色移りしにくいリキッドルージュを探している方におすすめのアイテム。「フィルムフォーム設計」により、液がフィルム状になって唇に密着します。ベタつきや乾きなどによる不快感が少ないのも魅力です。
高発色のリキッドルージュなので、発色が長く続くのもポイント。メイク直しの手間を軽減できます。よもぎとジンジャーの香りがするのも特徴。気分をリフレッシュしたいシーンにもぴったりです。
コーセー(KOSE) コスメデコルテ ルージュ デコルテ リキッド
軽やかな使用感のリキッドルージュ。「ハイパフォーマンスカプセル処方」により、うるおいと彩りを長時間持続させます。塗りやすい平型形状チップを採用しており、ひと塗りでムラなく色を乗せられるのもポイントです。
ツヤ質感とマット質感が展開されているのも特徴。ツヤタイプには「08 bitter lips」や「14 skin rose」、マットタイプには「05 signature red」や「18 dried flower」などがあります。
エレガンス(Elegance) ブリリアント ルージュ ビジュー
みずみずしいツヤ感が特徴のリキッドルージュ。輝度の高いオイルを含む透明度の高いベースを使用しており、クリアな発色と豊かなツヤ感を叶えます。なめらかな化粧膜が唇に密着して縦ジワをカバーし、リップメイクを美しく見せるリキッドルージュです。
あたたかみのあるブラウンの「10」や、ピュアな雰囲気のクリアなピンク「12」、鮮やかなマゼンタピンクの「11」など、さまざまなカラーを展開。ツヤツヤな唇に見せたい方におすすめの製品です。
ポーラ(POLA) B.A リキッドルージュセラム
スキンケア発想から生まれた、美容液としても使えるリキッドルージュ。うるおいたっぷりのツヤ感をプラスして、ボリュームのある唇を演出します。時間が経っても色があせにくいため、塗り立ての仕上がりが続くのが魅力です。
全ての方にアレルギーが起きないわけではないものの、アレルギーテスト済みと謳われているのも特徴。無香料なので、香料の匂いが苦手な方にもおすすめです。
ダリアのような美しさを表現したピンクベージュ「01 ダリアブロッサム」と、チェスナットのように香ばしさを感じさせるブラウン「06 リッチチェスナット」がメイン色としてラインナップされています。色選びに悩む方はチェックしてみてください。
資生堂(SHISEIDO) クレ・ド・ポー ボーテ ルージュリキッドルミヌ ブリアン
立体感のある唇を演出するリキッドルージュ。唇にあふれるようなうるおいを与え、美しい印象に見せられます。濃密なツヤ感があるので、人目を引く印象的な唇に仕上げたい方におすすめのリキッドルージュです。
白ワインとローズを思わせる上質な香りも魅力。カラーバリエーションは深めの色から、鮮やかな明るい色まで幅広く揃っています。全ての方にアレルギーが起きないわけではないものの、アレルギーテスト済みなのもポイントです。
エムアイエムシー(MiMC) ミネラルリキッドルージュ
唇にうるおいをもたらすリキッドルージュ。保湿成分のマヌカハニーやホホバオイルなどが配合されており、使うたびに唇がうるおいます。軽くなめらかなテクスチャーで、唇にピタッと密着するのもポイントです。
カラーは、メイクにやわらかさをプラスする「01 アリュールベージュ」、ブラウンやレッドのニュアンスを感じさせる「02 ラビッシュローズ」、ゴールドニュアンスのピンク「03 アウェアネスラブ」、あたたかみのあるブロンズ「04 アースブロンズ」が展開されています。
リキッドルージュの売れ筋ランキングをチェック
リキッドルージュのランキングをチェックしたい方はこちら。
番外編|リキッドルージュの塗り方
リキッドルージュは、塗り方によってさまざまなニュアンスの変化を楽しめます。ブラシで取り直接塗れば、凛とした雰囲気を持つはっきりとした印象の唇に。指で取りポンポンと馴染ませると、内側から滲むようなナチュラルな色味の唇を演出できます。メイク全体のバランスを見て、塗り方を変えてみてください。
直接塗る場合は、塗りすぎると派手な印象になってしまうので要注意。少しずつ鏡を見ながら調節して塗っていきましょう。
また、ブラシと指を併用した塗り方もおすすめ。ブラシで中央にのみ液を乗せ、指でぼかすように外側に向かって馴染ませるとグラデーションリップが仕上がります。
グラデーションリップは、しっかりメイクをしている感と、やりすぎないこなれ感を醸し出し、色気のある雰囲気を演出。メイク初心者の方でも簡単にできるため、ぜひ挑戦してみてください。